このコースは20km以上ととても距離が長いものの、そのほとんどは登山道のような歩道となっており、バイクでは事実上全く別のルートを通ることになります。
バイクで通れる観光ポイントは、スタート地点の芭蕉塚、牛伏山(うしぶせやま)、ゴールの馬庭駅近くにある多胡(たご)碑の三カ所と思われます。
まずは芭蕉塚から。
細い急坂の脇に、こじんまりとしたスペースながら、いろいろな石碑や案内板をみることができます。
松尾芭蕉自身が群馬県へ足を踏み入れたという記録はないようですが、芭蕉への想いから県内にはいくつもの句碑が建てられているそうです。
この先から梨木峠へ向かっての道が始まりますが、すぐに遊歩道となります。
大きく迂回する形で直接牛伏山へと向かいます。
牛伏山頂上までのアプローチは、東西から二本の舗装路がつながっていますが、そのうち西側の進入口は下り方向の一方通行となっていますので、自転車などの軽車両以外は進むことができません。
標高491mの牛伏山には、西の金比羅山と東の一郷山(いちごうさん)があります。
一郷山は立派な天守閣が建ち、展望台兼歴史資料展示室となっています。
天守閣の展望台に立つと、西の金比羅山が目に飛び込みます。
金比羅山の方は、神社や平和の鐘撞楼などを訪れることができます。
もちろん、ひと撞きさせてもらってきました。
最後の多胡碑は道路工事等の影響もあって今回は訪問できませんでした。
また別の機会に足を運んでみようと思います。
ちなみに、ゴールの馬庭駅は民家と間違えそうな小さな駅でした。