残り少ない夏を満喫すべく、週末だけのロングツーリングに出かけてきました。
行き先は、かねてから一度は走ってみたかった「朝日スーパー林道(現在は朝日スーパーライン)」。
そして、東北屈指とうたわれる「奥山手代林道」。
この二本を中心に、福島から山形、新潟、秋田と四県にまたがっての林道探索の旅です。
アプローチは東北道、磐越道と繋ぎ、会津坂下ICで降ります。
早朝からの強い日差しを背に、まずは一本目の五枚沢林道へと向かいます。
会津平野一面に広がる稲穂の海。
その中を切り裂いて行くかのような気分の道を進みます。
福島県喜多方を起点とする五枚沢林道。
良く整備されたダートを一度走り出せば、県境のある峠まではあっという間でした。
山形県側に入ると、赤崩林道を経由しそのまま葡萄沢林道へと繋がります。
やや荒れた路面を注意深く進み、ほどなくして工事中の県道に出ます。
そこには、巨大な飯豊トンネルが口を開けています。
このトンネルの先はどうなっているのでしょうか?
答えが分かるのは、再来年頃になるそうです。
青く透き通った空を追いかけるように北上していきます。
次に向かうのは、点在する里山と里山を結ぶかのような中津川林道です。
入り口から始まる浮き砂利の長い直線を駆け上がると、いきなり牧歌的な風景が広がります。
できることなら誰もいないこの緑の絨毯を、アクセル全開で走り回ってみたいですね。
小国町にある道の駅で小休止。
売店の方に、どちらの川の鮎ですか?とたずねると、
「ええ、養殖です」
ナイスな答えありがとう(^^;
そして、いよいよ朝日スーパー林道への玄関口、三面ダムへ。
ところが…
がっちりカギ付き orz
そこへキノコ採りの地元の方がきて、
「先週までは通れたのになぁ、大雨降ったから崩れたなこりゃ」
「ここがダメだともう行けないなぁ、残念だけど…」
その後、会津若松からいらしたセロー乗りの林道ライダーさんとすれ違い、
「ここはあきらめて、せっかくなら蔵王の林道へ行った方がいいですよ」
「南蔵王キャンプ場を目指せばすぐ分かりますから!」
ということで、急遽ルート変更。
ただ肝心の南蔵王キャンプ場が分からなくて、なかなかたどり着けません。
ようやく侵入できたものの、既に太陽は山陰に…。
でも、峠にさしかかると、こんな光景が…。
かなり薄暗くなってきたので一気に山を下ります。
走りやすくてとてもいい林道だっただけに、時間の余裕がなかったのが残念でした。