榛名外輪山のヤセオネ峠を起点に伊香保温泉を経由して、水沢うどんが名物の水沢観音までのコース。
このルートも、ほとんどが歩道となっており、事実上バイクによるトレースはできません。
おもな観光のポイントとなっている伊香保温泉と水沢観音へはバイクでも立ち寄れるものの、やはり有名どころとあって紹介するまでもありませんね。
ところで、伊香保といえば、関東でも有数の温泉歓楽地として名を馳せたところですが、どうやら最近は事情が違うようです。
初秋の土曜日の午後8時にあって、メインストリートのはずの石段街でさえ、あまり人が歩いていません。
そのはず、射的の遊技場が数件店を開けているものの、食事処やおみやげ屋でさえほとんどが営業していない様子。
噂には聞いていたものの、かなり深刻な状況が見て取れます。
温泉街の夜のにぎやかな雰囲気を期待していただけに寂しい限り。
一方で被写体としてみれば、路地裏の物悲しげな光景がまた、よりいっそう魅力的に見えてくるのは皮肉なものです。