コースの中間地点、赤城神社から「敷島のキンメイチク」のある八幡宮までは、細い路地をぬうように進みます。
ルートを見失いやすいので注意が必要です。
国指定の天然記念物である「敷島のキンメイチク(金明竹)」は、真竹の変種で、金色の線が節間一つおきに現れるのが特徴の竹です。
このキンメイチクの竹林に隣接して八幡宮の社が建っています。
傍らには、この地域で栄えた人形芝居の歌舞伎舞台があり、往時の活気を偲ばせます。
その舞台横には清掃用と思われる竹製のホウキやカゴがたくさん置かれていました。
はたして、これらは金明竹から作った物なのか、微妙に気になるところです。
ここから赤城山麓へと続く、津久田原の田園風景が広がる丘陵地帯を通り、ゴールとなる深山バス停へと向かいます。
コース最後のポイントは、ゴールの深山バス停近くにある金山宮です。
社殿は沼尾川に落ちる急な山肌に建てられており、鳥居から傾斜のきつい階段を仰ぎ見ることになります。
一方、この金山神社をはじめ深山という地域そのものが、法神流剣法と強い関わりがあるそうです。
興味のある方はその歴史について調べていくとさらに楽しめるでしょう。
金山宮の入口には清水が流れ落ちており、たくさんのペットボトルやポリタンクに湧き出た水を詰める来訪者の姿が後を絶ちませんでした。