この道はこれまでに何度走ったことがあったでしょう。
自動車でのレジャーやバイクツーリングなど、学生時代からの思い出も多い道でもあります。
国道20号線。
特に相模湖と下諏訪の区間にあたる、いわゆる『甲州街道(本来は新宿日本橋から下諏訪)』には、走るたびに「ああ、ここね」と記憶を残す、なにか不思議な力を持っているような気がします。
渋滞の道
日曜日の夕方にもなると、相模湖駅前の交差点を先頭に東京方面にかけての車線は、たいてい十数キロにわたって渋滞になっていました。
この小さなカーブの続く細い道を苦労して抜けた記憶が幾度となく思い起こされます。
相模湖IC近くに建つレジャーホテルのネオンが現れてくると、あともう少しの辛抱。
今ではその目印もなくなりつつあるのは時代の流れでしょうか。
藤野の連続カーブ
はす向かい合わせにガソリンスタンドが並ぶこの場所。
ここを通ると、なぜか昔の思い出がいろいろと蘇ります。
理由はよくわかりません。
きっと、なにか忘れられない出来事が起きた場所、だったのかもしれません。
四方津駅
このレトロ感のある駅舎を見ると中央本線各駅停車の旅に出たくなります。
横目で通り過ぎながら、思わず「私鉄沿線 ♪」のフレーズが思い浮かぶんですよね。
大月は富士五湖方面とも繋がる交通の要衝。
特に猿橋付近は甲州街道を走るうえで、距離感の目安になるポイントの一つです。
「猿橋」そのものは、いつも気にはなっていたものの、これまで実際に目にする機会はありませんでした。
宿場町の面影
大月を抜けると、宿場町の雰囲気を残す家並みがたびたび現れます。
日曜日の早朝は、交通量もほとんどありません。
のんびり走るだけでも風景を十分に楽しむことができます。
笹一酒造
この笹一酒造は観光酒蔵にもなっているので、休憩のほかお酒の試飲もできます。
もちろん運転者意外ね。
ここの看板が見えると甲州街道最大の山越え、笹子峠はすぐそこです。
そういえば、座敷に座っている、あの「おじいちゃん」は今も現役でいらっしゃるのでしょうか?
甲州街道ツーリング Part 2へつづきます…